掛率とGRP

CM線引きの良し悪しの判断方法

CM線引きの良し悪しを判断するための指標として用いられるのがこの「掛率」と「GRP」または「%コスト」というものがあります。
テレビ放送の現場と視聴者の環境は、時代と共に変化しており、CM線引きの計測体制も変化していく必要があります。
ここでは、従来の計測体制である「掛率」、現代の「GRP」、そして「これからの計測体制」と順にご説明させていただきます。

タイムランクとは?

テレビCMというのは各局によって異なりますが、時間帯によってタイムランクで分けられます。
そのタイムランクはA・SB・B・Cの4段階に分けられます。俗にいうゴールデンタイムというのはAタイムのことですね。
そして、このタイムランクによって料金が異なります。
言ってみれば定価というものがタイムランクによって決められています。

【タイムランクの定価例】

Aタイム
¥260,000 / 本
SBタイム
¥160,000 / 本
Bタイム
¥100,000 / 本
Cタイム
¥60,000 / 本

Aタイム(ゴールデンタイム)にCMを5本放送したら...

260,000(円) × 5(本) = 1,300,000(円)

SBタイムにCMを10本放送したら...

160,000(円) ×10(本) = 1,600,000(円)

掛率を計算してみよう!

掛率は、タイムランク定価に対しての実施料金の割合を表しています。
ですから、計算式は「実施料金÷定価=掛率」となります。

それでは実際に、上記のタイムランクの定価例を基に掛率を算出してみましょう。まず、定価の総合計を求めます。

Aタイム
260,000(円)×5(本)=1,300,000(円)
SBタイム
160,000(円)×10(本)=1,600,000(円)
Bタイム
100,000(円)×15(本)=1,500,000(円)
Cタイム
60,000(円)×20(本)=1,200,000(円)

計50本の放送本数で定価の総合計は...

実施料金÷定価=掛率」に基づき、掛率を算出します。

仮に上記のものを100万円で実施した場合、「¥1,000,000÷¥5,600,000=17.9%」となり、掛率は「17.9%」となります。

掛率のギモン

何十年も前からタイムランクの定価は変わっていません。

変だと思いませんか?
テレビ局の視聴率はいい時もあれば悪い時もあります。
10年前は視聴率がよかった◯◯系は現在ではテレ東に負けているなんてこともあったりします。
この掛率というのは、昔からの悪しき指標だと思っています。

そこで、登場するのがGRP(グロスレーティングポイント)延べ視聴率です。

GRPとは?

線引きには放送される一つ一つのCMに直近の視聴率が書かれています。それの総合計がGRPです。

ですので、線引きはGRPが高ければ高い方がいいのです。
%コストというのは1%の視聴率を獲得するために必要な費用です。
GRPを実施料金で割れば算出できます。
%コストは低ければ低い方がいいわけですね。

視聴率というのは頻繁に計測され、現在の日本ではテレビの効果を計るための最も有効な方法です。最近ではツイートなどのバズからの計測も可能になってきつつありますが、やはり、視聴率を参考にします。

直近の視聴

早速、GRPを計測してみよう!

仮に視聴率20%の番組に3本、10%の番組に10本、5%の番組に20本のCMを流したら...

仮に視聴率20%の番組に3本、10%の番組に    10本、5%の番組に20本のCMを流したら...

視聴率の総合計がGRPですので合計33本のこれらはGRP260% となります!

GRPを使って平均フリークエンシーを知ろう!

リーチ(到達率)とは?

どれだけの人がCMを見たのかを表す指標のこと

平均フリークエンシー(平均接触回数)とは?

何回CMを見たのかを表す指標のこと

GRP260%の場合

上記の続きでいうと、GRP=260%なので
上記の33本のCMを全世帯が見たとすると、リーチ(到達率)が100%で、平均フリークエンシー(平均接触回数)は2.6回となります。
(半分の世帯が見たとするとリーチ50%で平均フリークエンシーは5.2回)
GRP=平均フリークエンシー
GRP=260%ということは、CMの平均フリークエンシーは2.6回ということです。

GRP260%の場合

視聴率の知識をより深めよう!

スポンサーが260GRP欲しいと発注した場合、テレビ局は視聴率20%にCMを13本用意すればいいが、視聴率5%の番組だと52本放送する必要があります。視聴率が低いとたくさんの本数を出す必要が出てきますね。

視聴率の知識をより深めよう!

テレビ局は1週間当たりのCM量は総放送時間の18%以内という決まりがあり、CMの上限があるのです。
そのためにテレビ局は売上を上げるため、視聴率を獲得することに必死なわけです。
ここでいう視聴率というのは世帯視聴率のことです。
視聴率には、世帯視聴率と個人視聴率があり、その言葉の通り世帯(世帯数)と個人(人数)の違いなのですが、昨今1つの家に複数台のテレビがあるのが当たり前になりました。
ということは個人視聴率が非常に重要なんですが、一般的に使われる「視聴率」というのは世帯視聴率のことです。

「どのくらいのテレビCMをすれば、どれくらいの認知度が獲得できますか?」

よく聞かれることの一つに、「どのくらいのテレビCMをすれば、どれくらいの認知度が獲得できますか?」というものがあります。
あくまで、ひとつの指標として参考にしてください。

出稿量とCM認知率の関係

出稿量とCM認知率の関係

関東地区における総世帯数は約182,000世帯・・世帯視聴率を算出するときの母数
4歳以上人口は約407,000世帯・・・・・・・・個人視聴率を算出するときの母数
※2014年9月現在

人口は総世帯数の約2.2倍
この算出法は本来間違いなのですが、個人GRP1000%は目安として世帯GRPでいうと2200%ということになります。

もし、まだ、掛率でテレビCMを実施されている企業様は
一度GRP%コストでの見直しをされてみてはいかがでしょうか?

タブレットやスマホの普及による変化

スマホの普及によりテレビ以外のデバイスでの視聴も可能になっています。
電車の中では、スマホでテレビ番組を視聴している人をよく見かけますよね?
最近の調査結果では通勤・通学時に動画を見ている約90%の人がyoutubeなどの動画共有サービスで、その内の約半分の人はテレビ番組を見ているそうです。
しかしこれは視聴率にカウントされてないんです。それに加え、録画再生視聴も視聴率には含まれません。
さらには、各民放はWEBサイトで見逃し無料配信サービスを始めています。

このような流れから、アメリカではすでにC3と言われる、放送から3日間のライブ視聴と録画視聴を合計したCM視聴率データを利用しているそうです。
さらにタブレットとスマホでの視聴も計測体制を2015年中に整えるそうです。
日本もこの流れになるんでしょうね。

CMの種類線引きの種類

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